患者さんがお客さんに見えたら終わりだよ。
母親が私に何気ない会話の時に言ったその一言が今日よみがえった気がする。
その時は大して何も思わなかったんだけど。
私は自分の作品を人に見てもらう時に、
その相手がどう思ったか、どう感じたか、何が伝わってるのかっていうのが
一番知りたいこと。
むしろ、そのために見せているって思う。
自分が相手にどう見られているか、
相手の受け取り方や価値観ってどういうものか、
その人自身、どんな人なのか、を知りたいと思う。
そのときに、将来のこととか人脈のこととか、
合理的に考えないし、そういう人間にだけはなりたくない。
自分がもし作品を見る、そういう立場に立ったとき、
そういうふうに利用はされたくないと思うから。
自分と会話してくれる相手は、
いつまでも大事にしたいしその人のことを思いたい。
今、自分がすることは、すべきことは、
身近で当たり前で普通のこと。
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