2012年11月16日金曜日

展示 うどん 講評 

現在、PGIで展示中の三好耕三さんの写真を見て来た。
全神経を見るということに集中しなければもったいないと
思うくらいにすごく素敵な写真だった。
写真は全国各地の温泉をモノクロで16×20のカメラ(たしか)で撮影されたものだと
前に伺ったことがあった。

その場に自分がいるような気分で、お湯の温度とか煙の具合とか水の滑らかさとか、
そういうものにすごく触れたくなるような、写っているものがもしかしたら自分のすぐ近くにあるんじゃないかと思わせる写真だった。
あんなに美しくて、ずっとその場で静かに耳を澄ませながら見たくなる写真は
そうないだろうな、と思った。
会期中にもう一度行きたい。

三好さんの作品を見ながらもっと広い視野で物事を見ていたいなとも思った。
作家の意図や、思いが伝わる写真ってこういう写真なんだと、
教えてもらえたような展示会だった。

ま、簡単にいうと、
行かないと後悔すると思うよ、ということ。
たくさんの人に行ってみて欲しい。
あそこには、日本人としての文化の象徴みたいなものが詰まっているとも思う。




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