2017年3月24日金曜日

夜に考えること プロローグ#1

隣の部屋に住んでいる柿沼さんとの話を少し。

先週、お茶のお稽古の帰り、柿沼さんと電車で帰った。

お稽古には、私のほかに、看護師さんや都庁の課長さんや、
給食センターの長など、それぞれの道のベテランのような人がいる。

柿沼さんはその人たちのことをとても尊敬しているという。
「みなさん、素晴らしい人たちなのよ。
生きていく中で、そういうふうになるのはすごいことですよ。
生きていくって大変ですからね。」
と言っていた。

それまで私、看護師さんや、都庁の課長さんがいるなんて思わなかった。
みんな、だって、すごい普通だから。
ありのままの自分で、人と気持ちよく接している。

言いたいことは言って、
認めるところは認めて、
良いところは褒めたりして、
ダメなところは優しく注意したり、
でも決して相手に嫌な気分にさせないように考えていたりする。

読むとシンプルなのに、実際に行動するには、
たくさんの時間と、たくさんの経験が必要なんだと思ったりする。



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