今日ふと、留学中のことを思い出したので話そうと思う。
留学中、ホストファミリーとキャンプに行ったことがある。
真夏で日中は30度くらいの気温の時に、当時暮らしていた家から
車で3時間程のところにある家に2週間泊まりに。
その間元の家には帰ってくることができなくて
行ったら行ったっきり、無人島に飛ばされたかのような気分だった。
家族はみんなで8人。
その家には近くに湖があるか
ボードゲーム(トランプ、人生ゲーム、モノポリー等)
かバドミントンかしか遊ぶものがなくて、
夜はマシュマロを焼き炎を見ながら話をする。
それが2週間続いた。
マシュマロのくだりだけ取ると、
なんて素敵な!と当時の自分は思ったと思うが、
それに加えて、お風呂はなくて、トイレは自作したようなもので、、、、
とりあえず、3日が限界だと思った。
毎週日曜の朝はすっごい田舎のところにポツンとある
教会のミサに行って、何をするって牧師の話を永遠と聞くんだけど
全くわからず、ただ、ピアノを引いている男の子がどんな人生を
これまで送ってきたのかを妄想しながらジッと見ること
くらいしかしていなかったような気がする。
そんな生活だったけど、
毎日のキャンプご飯はじめ、湖、家族との夜の時間、天体観測、
楽しいことはいくらでもあった。
臭い煙の匂いを体からぷんぷん出して、
髪の毛はペっちゃんこで、嫌でたまらなかったのは一瞬で
自分をその生活に適応させるようにして
そのうちいろんなことが楽しくなってきていたと思う。
髪の毛が臭いと感じたら湖に浮かんでる3×2mくらいのボード
の上に乗って頭だけ湖につけて髪を洗った。
そのとき、私どこでも生きていけるかも、と確信したような気がする。
(し、今でもそう思っている。)
2週間後、家に帰ってきて浴びるシャワーは格別だった。
後にも先にもない、あのシャワーは、
天からの贈り物みたいだったな。
ラマダーンの後の体みたいな、軽くなって何もなくなったような、
(ラマダーンの経験ないけど)
あんな気持のいいお風呂は未だそのときだけ。
この経験は今に活きている、、
というか、今までもこれからも経験したことしか活きていかないかな、
とここ最近、度々思う。
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